逆バレンタインのすすめ。

バレンタインデーの朝、出勤すると
デスクの上にリボンのついたパッケージが置いてあった。
誰かが間違えて置いた?そう思って見回すと、同じ部署の女性が
やはりパッケージを持ってこちらを見ていた。
よく見ると、女性たちのデスクに同じパッケージが置いてある。
逆バレンタイン? それは、去年のバレンタインデーのことだった。

贈り主はマネージャーで、贈り先は女性全員。
「日頃のがんばりに感謝を込めて」とメッセージがあった。
でも、どうして敢えてバレンタインデーに?
「この時期のチョコの充実ぶりがすごいから」というのが彼の答えだった。
本気で喜んでもらえるものを贈りたかったというのだ。
その言葉どおり、ギフトは海外のトップショコラティエによる
バレンタイン限定の特別なチョコレートで、女性全員心をわしづかみにされた。
当然、マネージャーの好感度は急上昇だった。
ただし、周りの男性からは相当恨まれたらしい。
「逆バレンタインをぜひ恒例に!」というのが女子社員全員の意見だったから。
でも、とにかくその日、部内の女性はみんなにこやかで、
オフィスは平和でなごやかな雰囲気に包まれていた。
16世紀、ヨーロッパで恋の媚薬として広まったというチョコレートには、
実際に脳内の幸福ホルモンを活性化させる成分がいくつも含まれているという。
それらが脳に働きかけて高揚感や満足感、リラックス感をもたらすのだとか。
チョコの香りをかぐだけでも幸福ホルモンが放出されるというのだから、
オフィスがなごやかになるはずだ。

そもそも海外では、バレンタインデーは男女を問わず大切な人にプレゼントを
贈って気持ちを伝える日らしい。最近は日本でも増えているみたいだけど、
「女性から男性へ」にこだわらず気持ちを伝え合う日にしたら、
もっとずっと幸せな日になるに違いない。
特にオフィスでは、逆バレンタインの方が圧倒的に効果的だと思うのだけど。

コラムの一覧へ
コラムの更新はdear mayukoの各SNSアカウントからもお知らせしています。

このページをシェアする