カードが運ぶ、クリスマス。

12月に入ると、郵便受けをのぞくのが楽しみになる。
DMやチラシに混じって、
真っ赤な封筒や可愛らしい切手を貼った封筒が目に飛び込んでくる。
留学していた頃のホストファミリーや友人たち、海外赴任している知人から
クリスマスカードが届き始めるのだ。
サンタ、スノーマン、トナカイ、切手を見るだけでワクワクする。

クリスマスリースだけの、シンプルで大人っぽいデザインのカード。
クラシカルな聖家族、定番のサンタクロース、カードを開くとツリーが飛び出す
手の込んだポップアップカードもある。
アドベントカレンダーを開けていくみたいに、新しいカードが届くたびに
クリスマス気分が盛り上がっていく。
留学先だったイギリスでは、届いたカードを暖炉の上に並べたり、
壁に張った糸にクリップで留めてガーランド風にしたりして飾っていた。
お互いに挨拶状を交換して終わりではなくて、クリスマスの飾り付けとして
カードそのものを楽しんでしまうところが素敵だった。
それぞれのカードに記された手書きのメッセージも、
部屋中をあったかい雰囲気で包んでクリスマスにはぴったりな気がした。
「この季節が運んでくる愛で、あなたの家がいっぱいになりますように」
「クリスマスは分け与える季節。この1年、私と一緒に人生を分かち合って
くれてありがとう」寒い季節に、なんだか心がホカホカになるようだった。
英語だから良かったのかな。
日本語だったら、ちょっと照れくさくて書けないかもね。

続々と送られてくるカード、今年はどんな風に飾ろうかな。
あれこれ迷って、オーナメント代わりにツリーに吊すことにした。
一番目立つところに飾ったのは、友人からのこんなメッセージのカード。
「サンタクロースは誰よりも人生を謳歌しているよ。だって、1年に1日しか
働いていないもの」確かに!そういえばそうかも、と思わず笑ってしまった。
それにしても、たった1日で世界中を幸せにするなんて、やっぱり偉大だね。

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