気持ちは、ギフトに詰め込んで。

今年も、もうすぐバレンタインデーがやってくる。
ドキドキしながら愛の告白に備えたのは、もうすっかり遠い日の思い出。
今や、友人たちと交換しあうイチ押しチョコを選ぶために、
味見と称してあれこれチョコレートをお試しするのが
この時期の楽しい恒例だったりする。
それでも、大好きな友人たちに喜んでほしいという想いを
たっぷり詰めて贈るんだから、
大切な人に気持ちを伝えるという点では変わっていない気もするけど。

バレンタインデーがこんなに浸透したのは、
言葉にできないたくさんの想いを
チョコレートが雄弁に語ってくれたからじゃないかな。
「好きです」「ありがとう」「ずっと一緒にいようね」etc.
言葉にするのは照れくさかったり、うまく言えなかったりすることも、
何かにメッセージを託すことですんなり伝えられる。
むしろ、言葉にするよりも伝わるものだってある。
それを選ぶために注いだ時間や巡らせた想いが、そこにはあるから。

風邪がなかなか治らないとぼやく同僚には、
「あったかくして早く治そう」のホットチョコレート。
このごろ仕事の相談もできるようになった父親には、
「一緒に飲もうよ」の赤ワイン。
忙しそうで最近なかなか会えない彼には、どうしようか。
「時間つくって!」の時計? それでは嫌みにしかならない。
スネたい気持ちをグッとこらえて、本当に伝えたい想いをもう一度考えてみる。
やっぱり、「ゆっくり疲れを癒してね」のバスグッズかな。

言葉にできない想いを伝える日として広まったバレンタインデーは、
伝えたい気持ちを確かめる日でもあるのかもしれないな。

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