海を、2倍楽しむ方法。

白砂のビーチ、晴れわたる空、果てしなく広がるミントブルーの海。
まぶしい太陽を受けてきらめく波が、足元をやさしく洗う。
早めの夏休みをとってやってきた沖縄の離島は、想像以上に美しい。
ただし、今回の旅の目的は海の中。「ウミガメに会える!」という友人の
言葉に誘われて、初めてのシュノーケリングに挑戦することにしたのだ。

マスクとフィンとシュノーケルをつけたら、さっそく海へ。
呼吸は鼻を使わず、シュノーケルをくわえた口だけでする。
フィンをつけているので、バタバタせずに脚全体をゆっくり大きく動かす。
友人から細かく教わりながら水の中に顔を入れた。口呼吸は最初ちょっと
息苦しかったけれど、すぐに慣れて楽になった。脚をゆっくり動かすと、
フィンのおかげでグングン進む。マスクを通して海の中もくっきり見える。
水の中でこんなに自由に動けるなんて、ちょっと人魚になった気分。
あ、チョウチョウウオ!目の前を、鮮やかな黄色の魚が横切る。
ボーダー柄はツノダシ。イソギンチャクの中から顔を出したのはクマノミ。
わっ、何かに脚をつつかれた。かわいらしいスズメダイだ。
美しい珊瑚の海で、気がつくとたくさんの魚たちに囲まれていた。

翌日は、いよいよウミガメに会えるというビーチへ。
遠浅で砂地の海。水底に生えている海藻を食べにウミガメがやってくるという。
波打ち際から少し泳いでいくと、いたっ!黙々と海藻を食べている姿を発見。
こんなビーチの近くで !? 人を気にする様子もなく、のんびりと食事中だ。
やがてゆらりと泳ぎ出す。地上でノソノソ歩く姿とは全く違う、優雅な泳ぎ。
そして、海面に顔を出して「プハッ」息つぎをした。かわいい!
普段は魚を触るのも苦手だし、カメだって親近感なんて感じたことなかった。
同じ空間で一緒に泳いでいると、なんだか急に仲間になった感じ。
思わず話しかけたくなるくらい。水族館で見るのとは、全然違う感覚。
海は大好きで、気持ちのいいその眺めだけで十分満喫しているつもりだった。
でも、美しい風景の下にはさらに素敵な世界があったんだね。
こんな楽しみを知ってしまったら、夏休みがもう1回必要になっちゃうかも。

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