浴衣の効能。

朝顔市、ほおずき市、七夕、そして花火大会。
7月は、あちこちでイベントが目白押しだ。
梅雨明けはまだちょっと先だけど、気分は完全に夏祭りモード。
日本の夏を満喫しなくちゃ、とソワソワしてくる。
粋に浴衣を着こなして、下駄を鳴らしながら夜店をのぞいて歩くのはサイコー。
とはいえ、自分では着付けができなくて、もっぱらおばあちゃんに頼っている。

おばあちゃんに言わせると、着物は人を10倍美人にするらしい。
歩き方もしぐさもキレイになって、品が漂うのだとか。
確かに、浴衣美人ってそういうことだよね。
それに、浴衣を着ると自然と背筋がシャンとして姿勢も良くなる。
帯が腹筋や背筋の代わりに背骨を支えてくれるから、
ラクに背筋が伸びるのだと聞いたことがある。
怠けてたるんでしまったカラダまで、矯正してくれるんだ!
おばあちゃんは、着付けはもちろん、
仕立てまで自分でやってしまうくらいの着物好き。
どこへ行くのもだいたい着物、雨の日だって全然いとわない。
もう80歳を超えたというのに背筋がピンと伸びているのは、
やっぱり着物のおかげなのかもしれない。
着付けをするときも、本当にキビキビ動く。
帯を締めるときなんて、どこからそんな力が出るのかと思うくらい。
キュキュッと締め上げて、あっという間に文庫結びができあがるのだ。

「着付けくらい覚えなさい」と毎年言われているのだけど、
今日もキュキュッとやられて、笑顔で「よしっ!」と背中をたたかれる。
浴衣を着るのが好きなのは、このせいかもしれないな。
おばあちゃんにキリリと引き締めてもらうこの感じ。
子どもの頃からずっと、こうやって元気をもらってきた気がする。
やっぱり、自分で着付けを覚えるわけにはいかないね。

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